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子供の知能は母親の影響が大きい?

2016/11/15

学歴は関係ない、学歴は親の収入に比例する、両親が低学歴だから自分は・・・などなど、メディアでもよく取り扱われる学歴・学力の問題。 さて、この学力は親のせいでしょうか?自分の努力のせいでしょうか?
これに関して、既存の研究から「知能は母親の影響が強い」という報告がありますが、これは果たして通説なのでしょうか?

知能に関する遺伝子はどこにある?

最初の研究は1984年のイギリスの名門であるケンブリッジ大学の研究で、様々な研究者が知能と遺伝子の関係に関して調査しました。
その結果、どうやら知能に関する遺伝子はX染色体に多く存在することが分かりました。
X染色体には約1,000個のたんぱく質をコードする遺伝子が存在しますが、そのうち約40%が脳内で使われている遺伝子でその割合は他の染色体より高くY染色体よりも多いと知られていて、脳の発達や知能に大きく影響すると考えられます。

知能遺伝子の「ゲノム刷り込み」

既存の研究では、知能に関連する遺伝子が母方由来のX染色体から受け継がれる時に発現することが分かりました。このような遺伝子の発現方法を「ゲノム刷り込み」と呼びます。
生命現象の一つであるゲノム刷り込みは片方の親から受け継いだ遺伝子のみ発現することを指しています(もちろん、知能遺伝子とは異なり、父親から受け継がれた場合だけ発現することもあります)。
このようなことから、知能は母親の影響が強いという学説が浮上したのです。

知能は本当に母親から遺伝する?

結論はNoです。
過去の研究ではゲノム全体をまんべんなく調べる技術に乏しく、遺伝子研究が限定的なものだったことが原因です。
米国からの報告でも、男の子と父親および母親の知能指数の相関性の差異は、わずか10%に満たないことが判明しております。
このような微差は、「母親の知能レベルが子供に本質的な影響を及ぼす」ことを証明する根拠とはなり得ないという結果が導かれました。
ゲノム全体を調べた研究では、X染色体以外の染色体に弱いながらも知能に関する遺伝子が報告されております。
現在の学説は結局のところ、X染色体以外の複数の遺伝子と環境要因の相互関係ということが示唆されているのです。

知能はやはり環境要因が重要?

米ミネソタ大学の研究者は、幼いときに母と強い感情的繋がりを持っている子どもは、2歳ですでに抽象的な思考を要する記号やシンボルといった理解が必要なゲームで遊ぶことができることを示しております。
日本の研究者も東大生の家庭生活では、本がたくさんある、食卓で時事問題の議論をしている、科学館や博物館によく行くなどの子供が小さい頃から知的好奇心を刺激する良い環境を与えているため、子供の能力が伸びていると指摘しております。
人間の脳細胞の数は5~6歳で決まるようで、この時までに実施したほうが良いとも指摘しております。やはり、環境要因が大切なようです。

まとめ

脳の働きは遺伝ではなく、栄養、経験、良い環境、知的生活習慣などが知能の発達に大きく寄与しております。
研究が進めば新たなる発見があるかもしれませんが、現状では子供に様々な経験をさせてみるのがよさそうでうね。

参考文献

http://www.psychology-spot.com/2016/03/did-you-know-that-intelligence-is.html
http://www.nature.com/nrg/journal/v6/n1/full/nrg1501.html
http://www.nature.com/mp/journal/v21/n8/full/mp2015108a.html
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4512149/

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