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遺伝性の脳腫瘍は学習能力にまで影響を与えている?

2015/11/12

脳腫瘍と聞くとどんなイメージを持ちますか?脳の腫瘍・・・怖いイメージを持つ人も多いでしょう。脳腫瘍には、実は遺伝性のものもあり、その中の1つ、神経線維腫症1型には、学習能力や注意力に影響を与えていることが明らかとなりました。

脳腫瘍とは

日本では一年間に約一万人が発症するという病気です。比較的まれな病気ではありますが、その人の人生に影響を与える重大な病気です。脳腫瘍とはその名の通り、頭蓋骨の中にできる腫瘍を指し、脳腫瘍の特徴として、良性の場合でもできた場所によって重大な症状を起こし生命を脅かす場合さえあるのです。脳腫瘍は進行が緩やかで、脳内を広がるように進行していく為、急に症状が出ることは殆どありません。脳腫瘍の30%程度は、けいれんが最初の症状と言われています。脳腫瘍細胞は正常の細胞の遺伝子が病的に変化したものですが、なにがきっかけで変化が起こるのかは未だ明らかとなっていません。生活習慣はほとんど関係ないと言われており、予防が出来ないという怖さもあります。また、遺伝性の脳腫瘍もあり、遺伝形式は常染色体優性遺伝である点から、両親のうち1人が患者であれば子供の2人に1人が病気の遺伝子を持つことになります。

ワシントン大学研究チームの発表によれば

遺伝性脳腫瘍の一つである神経線維腫症1型の生存率は極めて高いが、これに罹患した子供のうちの半数以上が、学習能力や注意力に問題が見られるようです。2015年7月にアメリカ、ワシントン大学研究チームからの発表によれば、脳内に発現するニューロフィブロミンというタンパク質をコードする遺伝子に見られる変異の種類により、このタンパク質の発現量はほぼ通常かほとんど無し、とい大きな差が生じます。また、この発現量はドーパミンという神経伝達物質と比例しました。さらに、ニューロフィブロミン量が少ない実験動物では、記憶力に障害が生じることが判明したようです。 神経線維腫症1型の原因遺伝子を用いて脳内タンパク質であるニューロフィブロミンというタンパク質の発現量に差が生じるような動物実験を行いました。その結果、ニューロフィブロミンタンパク質の量が少ないほど、記憶力に障害が生じることが判明したようです。

研究チームは今回の発見を今後、新薬の開発に繋げたいと考えているようです。新たな治療法が早く見つかると良いですね!

参考文献
http://news.wustl.edu/news/Pages/Finding-may-aid-diagnosis-of-learning-disabilities-linked-to-brain-tumor-syndrome.aspx
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25788518
http://www.ebm.jp/disease/brain/07noshuyo1/index.html

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記憶力 遺伝子 学習能力 脳腫瘍 注意力
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