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スイッチONで癌が転移?今注目の遺伝子スイッチとは?

2015/02/26

イギリスのウォルバーハンプトン大学から発表された論文によると、乳がんが脳に転移される際にスイッチオン(機能する)となる遺伝子のパターンが新たに発見されたようです。

乳がん患者の現状

乳がん患者の約30%は脳に転移しており、乳がんが完治した後も治療に苦しむケースがあることが分かっています。脳への転移が見つかった場合、放射線治療や手術等の方法がありますが、そこから更に転移する場合や手遅れとなる場合もあり、有効な治療方法は未だに限られているのが現状です。

注目される遺伝子スイッチとは

今回の発見により、遺伝子スイッチの変化から、脳への転移を事前に予測、早期治療へ繋げることが可能となるかもしれません。ここで言われている「遺伝子スイッチ」とは、DNAのメチル化を表します。DNAのメチル化とは、DNA中の塩基の一部にメチル基という化学構造がくっつく現象です。メチル化が起こると、その部分の遺伝情報を読み取ることが出来なくなり、メチル化が解除されるまではそこにある遺伝情報は封印されます。 研究では、このDNAのメチル化を調べることで、120人の乳がん患者の転移の可能性が発見できたようです。乳がんが脳に転移するケースは毎年増加傾向にあり、そのメカニズムについては未だに解明されていません。イギリスでは、毎年約50,000人の女性が乳がんに罹患し、そのうちの約20%が死亡しています。 今回の発見により、既存の治療方法の改善に繋がればと研究チームは期待を寄せています。

参考文献
http://conference.ncri.org.uk/abstracts/2014/abstracts/B175.html

提供元: Geno(ジーノ)|遺伝子の?を!に変える

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メチル化 遺伝子スイッチ 早期治療 乳がん 転移
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