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写真は記事のイメージで本文とは直接関係ありません。Credit to sabianmaggy, クリエイティブ・コモンズ 表示 2.0 一般
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流産や障害児に関わる遺伝子を発見

2016/08/12

戦後以来、日本の平均結婚年齢は徐々に高くなっています。
統計局のデータによると、下記の通りとなっています。

【2014年】男性:31.1歳、女性:29.4歳
【1995年】男性:28.5歳、女性:26.3歳


このような傾向に伴って高齢妊娠・出産も増加しています。

高齢での妊娠や出産は不妊の恐れや染色体異常児が生まれる可能性が高くなることや、流産・早産・難産の確率が高まると言われています。

しかし、ある研究結果では流産や染色体異常児に関係する遺伝子があるという事が分かりました。
その遺伝子とは細胞の「減数分裂」に重要な役割があるPP2ACdc55という遺伝子です。
※「減数分裂」とは、卵や精子などを作る時の細胞分裂の事です。


細胞は大きく2種類に分けられ、分裂の仕方も違う

細胞には身体の構成を決定する体細胞と、性別を決める性細胞に大きく分かれます。
体細胞の分裂では、染色体が複製された後に分裂するため、分裂した細胞の核に元と同じ数の染色体が存在します。
性細胞の分裂は、減数分裂と言われ、1セットとなっている染色体が別になり、元の半分になります。この分裂から精子や卵細胞が作られます。


性細胞が「減数分裂」する時に変異が起きる

性細胞が分裂する際に、染色体の数に異常が起き、普段より多くなったり少なくなったりする事があります。これが、いわゆる染色体異常児が生まれる要因になります。
染色体が通常より多い場合、21番の性染色体はダウン症候群、18番の性染色体だとエドワーズ症候群などが見られます。
また、性染色体が少ない場合は流産の危険が高まります。


この性染色体の分裂を担当している遺伝子を調べた結果、PP2ACdc55遺伝子が関わっていることが分かりました。
この遺伝子は細胞分裂に重要な役割である酵素を生産する遺伝子です。
ある研究チームがこの遺伝子の変異をランダムに作り酵母菌で実験した結果、酵母菌の性染色体の分裂に異常が起きるのが分かりました。


まだこの研究は進行中であり異常が起きる要因が特定されていませんが高齢妊娠の潜在的危険に関して心配している多くの人たちに希望になるかもしれません。
今後の研究に期待してみます。


参考文献

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suikei15/index.html
http://www.alphagalileo.org/ViewItem.aspx?ItemId=166896&CultureCode=en

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