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DNAの組み合わせにより「第3の親」を持つマウスが長生きするという研究結果

2016/07/26

生物のDNAは細胞の核だけではなく、細胞内の他の器官にも存在するという事実、ご存知ですか?ミトコンドリアという小器官があり、細胞が活動するにあたって必要なエネルギーを生産する器官ですが、そこにミトコンドリアDNA(mDNA)が存在します。ある研究で、別種のミトコンドリアDNAと切り替えた結果、寿命が長くなったことが分かりました。

ミトコンドリアDNA

ミトコンドリアDNAは核DNAと異なり、独自の遺伝情報を持っています。そこにはミトコンドリア内に存在するタンパク質に関する情報が主に含まれています。ミトコンドリアDNAの特徴は母親から子供へ受け継がれることです。その特徴を生かして祖先を追跡する研究などに使用されています。また、肥満やがんの転移等に影響を与えるという報告もあります。

ミトコンドリア病

このミトコンドリアDNAに異常があると現れる病気をミトコンドリア病といいます。遺伝病であるため、難治病としても知られていますが、治療法としてはミトコンドリアDNAだけを正常な他人のDNAと入れ替えるなどがあります。しかしこの治療法は第三者のDNAが混ざってしまうため、その潜在的危険性や倫理的問題などで賛否両論ある状態です。

他の個体のミトコンドリアDNAと入れ替える

マウスの実験では全く同じDNAを持つ個体を生み出すことができます。人間でいうと、一卵性、もしくはクローンという意味でしょう。その二匹の中で、一匹だけミトコンドリアDNAを別種のマウスから取り出して導入する実験を行いました。その結果、別種のDNAが混ざっているマウスで寿命が長く、また活性酸素によるダメージに対しても強いことが分かったのです。

しかし、別種のミトコンドリアDNAと本来の核DNAが低い確率で良いマッチングをした可能性もあるそうです。また、人間も同じ効果を得られるのかどうかは現在もまだ証明されていません。

参考文献

http://www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/full/nature18618.html

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