この度、新たな痛覚に関する遺伝子が明らかになりました。
鎮痛剤に繋がる可能性も
筑波大研究チームの発表によると、キイロショウジョウバエの幼虫から、痛覚神経で強い働きを見せている27個の遺伝子を発見しました。また、発覚した27個の遺伝子を一つ一つ働かなくさせ、痛みを与えることにより幼虫の反応を調査した結果、36個の遺伝子が痛覚と関わっていることが分かりました。その中14個は痛覚を鋭くし、残りは鈍くする働きを持つことが分かりました。
この発見は今後日常的に痛みを感じる患者さんの治療や予防に繋げる可能性があると期待されています。
参考文献
http://www.cell.com/cell-reports/pdf/S2211-1247(16)30722-7.pdf