Cover pexels photo  4  1
写真は記事のイメージで本文とは直接関係ありません。
CLIP

厚生労働省が「特定疾患」として認定している、多発性硬化症と遺伝子の関係性 

2016/06/07

日本の厚生労働省では、難病の中で積極的に研究する必要がある疾患を選び「難治性疾患克服研究事業」として取り組みを行っています。その難病の一つとして選ばれているのが多発性硬化症(MS)という疾患です。この事業では原因が分からず特に治療が困難とされる疾患が選ばれているのですが、カナダのある研究でMSと遺伝子との関係性が明らかになったという報告があります。

MSとは

MSは脳や脊髄、視神経のあちらこちらに病巣が現れ、疲労、視力の低下・異常、四肢の筋力低下、感覚障害、認知機能障害等様々な症状が寛解と再発を繰り返すことが知られています。症状はあちらこちらに発生し、また発生する時期も規則性がないことが特徴です。そのために、診断が難しいといわれています。発症する年齢は20~30代が多く、男性よりも女性に多く現れるとされています。原因はまだ明らかになっていませんが、可能性としては遺伝的要因や自己免疫などがあげられています。

今回、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学の研究で、数百人の家族のDNAを分析した結果、ある遺伝子の変異を持っているグループの7割がMSだと診断されることが分かりました。その遺伝子はNR1H3と呼ばれ、免疫調節に関わっているタンパク質を生産する遺伝子です。 この遺伝子変異は稀なもので、急進行するMSの患者に発見されたと報告されています。今後の研究で早くに治療法が開発されることを期待しています。

参考文献

http://www.cell.com/neuron/fulltext/S0896-6273(16)30126-X

Ad genesis

読めば読むほどポイントが貯まる!

Bonus daily

10pt

Bonus login

pt /日目
OK