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歳をとらない遺伝子がある?サーチュイン遺伝子に関する真実とウソ

2016/02/19

サーチュイン遺伝子は長寿遺伝子または長生き遺伝子遺伝子と知られている遺伝子で、アメリカ、MITのロナルド・ギャランテ教授研究チームによってはじめて発見されました。その存在は発見当時から今でも話題になり様々な情報があふれていますが、一体何が真実なのでしょうか? 

サーチュインって何?

サーチュイン(Sirtuin)はタンパク質の一つで、ヒストン(DNAを核内に収納する役割を担う塩基性タンパク質)とDNAの結合に使用されると知られています。遺伝的な調節を行うことで、寿命や老化に関わっていると考えられています。

誰でも持っている?

サーチュイン遺伝子は誰もが持っている遺伝子です。ただ、この遺伝子が活性化になっているかなっていないかの違いなのです。老化を抑制するためには、遺伝子をスイッチオンの状態にしなければいけないという事です。

ダイエットで活性化できる?

今まで発見された人のサーチュイン遺伝子は7種類(SIRT1~SIRT7)で、最初に発見されたものは酵母のSir2(サーツー)遺伝子です。サーツー遺伝子は人のサーチュイン遺伝子と同じ働きをすると言われています。発見当時に寒くて餌もない、冷蔵庫の中で保管されていた酵母菌のサーツー遺伝子が活性化したことで、「カロリー制限」に注目したのです。そこで、酵母菌の餌であるブドウ糖の量を制限したところ、NAD(ニコチンアミドアデニンヌクレオチド)という代謝を手伝う酵素が出てサーツー遺伝子を活性化させることが分かりました。この実験では、約25%のカロリーを制限したと報告されています。

赤ワインで活性化できる?

赤ワインに豊富に含まれているポルフェノールの一種が長寿遺伝子を活性化させてくれるんだとか。レスベラトロールと呼ばれるこの物質は、老化抑制効果が期待される、サーチュイン遺伝子のスイッチオンをする効果も医学論文で証明されていると考えられていますが、実際赤ワインの効果がでるにはものすごく多い量のワインを飲まなければないようです。実験対象がネズミだったため、ネズミの体重を人間に換算した場合、赤ワインを毎日100本近く飲まなければならないようです。

今までのサーチュイン遺伝子の効果が証明された研究では、ハエやネズミ、酵母菌が対象になっていて、人への効果はまだ証明されていません。今後の研究に期待しています。


参考文献
http://genesdev.cshlp.org/content/27/19/2072.full
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18419308
http://www.genecards.org/cgi-bin/carddisp.pl?gene=SIRT2
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/gene/23411
http://pharmrev.aspetjournals.org/content/64/1/166.full

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