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写真は記事のイメージで本文とは直接関係ありません。Credit to Gage Skidmore, クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 2.0 一般
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アンジェリーナ・ジョリーさんが検査したあの遺伝子、実はアルツハイマー病にもつながる?!

2015/12/02

BRCA1遺伝子は、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが遺伝子検査の結果、乳房切除の決断に至ったことで有名になった遺伝子です。今、新たな研究でこのBRCA1遺伝子がアルツハイマー病とも関連性をもつ可能性が出てきています。

BRCA1遺伝子とは? 

BRCA1遺伝子はβアミロイドを形成し、DNAの修復に関与しています。この遺伝子は、正常な細胞ががん細胞へと変わることを抑制する重要な役割を持つのですが、もし、アンジェリーナ・ジョリーさんのようにBRCA1遺伝子に変異がある場合、がんと戦うためのタンパク質を生産出来ず、がんの発症リスクが高まることが分かっています。

アルツハイマー病にも関与している?

アメリカ、カリフォニア大学サンディエゴキャンパスグラッドストーン神経疾患研究所の研究チームは、BRCA1遺伝子が神経ニューロンにも影響を与え、アルツハイマー病に重要な役割を果たしていることを発見しました。研究チームは、マウスを対象にBRCA1遺伝子の働きを故意的に抑制した結果、ダメージをうけたDNAが脳内に蓄積し記憶障害を起こすことが明らかとなりました。アルツハイマー病は、このマウス実験と似たような認知障害を引き起こす病気であることから、同研究チームはアルツハイマー症を患う患者の遺伝子解析を行いました。その結果、BRCA1遺伝子が発現するタンパク質が75%も減少していることが分かったようです。

1つの遺伝子が、様々な働きを持ち私達の身体に多様に関わっています。遺伝子の全機能が明らかになっていない今、何かと注目される「遺伝子操作」や「遺伝子セラピー」等の技術は、メリットデメリットを把握し、まだ研究段階であることを十分理解することが必要と言えるでしょう。

参考文献

http://www.nature.com/ncomms/2015/151130/ncomms9897/abs/ncomms9897.html

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