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写真は記事のイメージで本文とは直接関係ありません。Credit to Ted Eytan, クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 2.0 一般
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本日のおすすめ記事骨折の治療、遺伝子により回復期間が異なる?!

2015/11/09

米国ペンシルバニア州立大学医学部の研究グループが、整形外科の国際誌「ジャーナル・オブ・ボーン・アンド・ジョイント・サージェリー誌(2014年8月6日号)」で報告した内容によると、ある遺伝子の変異が、骨折の治療期間に影響を与えていることが明らかになりました。

骨折治療が遅れる?

発表によると、約60人の骨折患者の中から、6ヶ月以内に完治しなかった患者と正常に完治した患者半数ずつを対象とし、DNAを採取、合計144のSNPについて調べました。SNPとは、DNAの配列の中で1塩基が異なることを指します。 その結果、IL-1βおよびNOS遺伝子に関連した3つのSNPは、骨折治療の遅延と関連していることが分かったようです。一番関連の強いSNPが存在したIL-1β遺伝子には、骨を壊す細胞を活性化する働きがあります。

アメリカにおける骨折患者の状況

現在アメリカでは、年間800万件の骨折事例があり、その中のおよそ10%が治療に失敗しています。喫煙、糖尿病、非ステロイド性抗炎症薬の使用、ビタミンDレベルの低下、高齢がその主な原因と考えられてきましたが、今回の研究で遺伝子も関係していることが明らかとなりました。今回発表は、現状の治療方法を見直すきっかけになるかもしれません。また、遺伝子変異を持つ患者に対して個別の予防治療を行う等、骨折患者数の減少にも繋げていける可能性を秘めています。

現在研究チームは、大規模でのサンプル採取と遺伝子解析を進めており、骨折治療のメカニズムと根本的な生物学の解明に取り組んでいるようです。

参考文献
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25100770

提供元: Geno(ジーノ)|遺伝子の?を!に変える

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