Cover 29e4249217ed0aca74e7e081b73ab9b4 m 1
写真は記事のイメージで本文とは直接関係ありません。
CLIP

アルツハイマー型認知症のリスクは、遺伝で決まる?

2015/09/29

認知症は、脳の機能が正常に働かなくなり、精神的にも肉体的にも日常生活に不自由が生じる病気です。認知症にはいくつか種類があり、その中で最も割合の高いアルツハイマー型認知症は、脳にアミロイドβというたんぱく質が溜まり正常な神経細胞が壊れ、脳委縮が起こることが原因だと考えられています。しかし、アミロイドβが蓄積する原因については今まで明らかとなっていませんでした。オランダのマーケストリヒト大学の研究チームによれば、アミロイドβの蓄積には遺伝子が関係している可能性が出てきたようです。

アミロイドβが作られる量の差は遺伝子の影響を受けている?

研究チームは、18歳~100歳までの正常な2914人と初期の認知障害がみられる697人、軽度認知障害がみられる3972人を対象に、アミロイドβがどれくらい溜まっているのかを確認する画像検査と遺伝子解析を行いました。その結果、アミロイドβのたまりやすさは、主に加齢と遺伝子タイプによる影響を受けていることが判明したそうです。まず、加齢に伴う変化は、50歳~90歳へと年齢を重ねるに従い、認知機能が正常な人の場合でもアミロイドβの割合が10%から44%へと増加、軽度の認知障害を持っている人ではなんと、27%から71%へと増加しました。 遺伝子検査の結果からは、認知症リスクと関連性があると考えられている「APOE-ε4」遺伝子を持つ場合、アミロイドβが生じる可能性は持たない人と比較して2倍~3倍も高くなることが確認されました。

他には高学歴の人ほど、アミロイドβが生じやすいという傾向もあったとか。

今回の発見は、認知症予防の一助となるかもしれません。今後の研究発展に期待したいと思います。

参考文献
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25988462

Ad genesis

読めば読むほどポイントが貯まる!

Bonus daily

10pt

Bonus login

pt /日目
OK