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がんは生活習慣で予防できる!?あなたはDNAを傷つけていませんか?

2015/09/28

ここ数日、著名な方のがんに関するニュースで不安な思いを抱えている人もいると思います。がんの怖さはある日突然私達を襲い、瞬く間に進行すること、転移や再発の恐れがあることでしょう。がんは、遺伝性のものもありますが生活習慣の影響も大きいことで知られています。今日は、独立行政法人国立がん研究センターによる研究データから予防方法をご紹介します。

生活習慣とがんの関係

そもそも私達の正常な細胞には、がん遺伝子とがん抑制遺伝子があります。しかし、がん遺伝子に「変化」が起きると、がん遺伝子が働きっぱなしの状態になったり、逆にがん抑制遺伝子に「変化」が起きると、抑制する機能が停止してしまったりします。 この「変化」の1つでがん発症の一因と考えられているのが、DNAのメチル化異常です。DNAのメチル化とは、その名の通りDNAの塩基の一部にメチル基が結合する現象です。遺伝子を使うか使わないかを制御している部分がメチル化された場合、その遺伝子は使うことができなくなってしまいます。DNAのメチル化自体は、私達ヒトのように複雑な生物の体を正確に形づくるために必須の仕組みですが、近年の研究でがん細胞には、様々な突然変異とDNAメチル化異常が蓄積していることがわかってきました。DNAのメチル化異常が起こる原因は、加齢や大気汚染の影響、喫煙、食生活、化学物質、その他にはピロリ菌等の細菌感染も分かっています。つまり、喫煙が肺がんのリスクファクターになる、ピロリ菌が胃がんのリスクファクターになると言われるのは、私達のがん遺伝子とがん抑制遺伝子の異常が関係していたのです。

たばこと飲酒は全てのがんのリスクファクター、加工肉は大腸がんとの可能性あり?

国立がん研究センター「日本人のためのがん予防法」によれば、日本人を対象とした複数のコホート研究を統合したデータに基づくと、喫煙者のがん死亡のリスクは、男性2倍、女性1.6倍程度と推計されているようです。さらに、日本人のがん死亡の約20%~27%(男性では30~40%程度、女性では3~5%程度)は喫煙が原因であり、即ち、喫煙していなければ予防可能であったとの推計データが算出されています。 飲酒に関しては日本人男性を対象としたあるコホート研究で、1日あたりの平均アルコール摂取量(純エタノール量)が46g以上の飲酒で40%程度、69g以上の飲酒で60%程度、がん全体のリスクが上がると示されています。これらは日本人男性のがんの13%程度が、1日2合以上の飲酒習慣により説明できるものと推計されます。飲酒が好きな人は、アルコール換算で1日あたり約23g程度までを目安にしましょう。日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本、焼酎や泡盛なら1合の2/3、ウィスキーやブランデーならダブル1杯、ワインならボトル1/3程度です。 最後に、ソーセージやハムなどの加工肉および赤肉(牛・豚・羊など。鶏肉は含まない)は大腸がんのリスクを上げる"可能性がある"と評価されています。国際的な基準では、赤肉の摂取は1週間に500gを超えないことを推奨しています。

如何でしょうか。がんと生活習慣の関係は既に数値として確実に表れています。 より詳しい内容を知りたい方は、下記も合わせてご覧になると良いかもしれません。

日本人のためのがん予防法 http://ganjoho.jp/public/pre_scr/prevention/evidence_based.html

国立研究開発法人国立がん研究センター研究所 http://www.ncc.go.jp/jp/nccri/divisions/14carc/14carc01_1.html

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