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将来の為にきちんと知ろう!またしても妊娠期の食事の重要性が遺伝子から明らかになりました!

2015/09/17

一昨日、妊娠期に十分な栄養を摂取しないと胎児のDNAに影響を与えるという研究論文をご紹介しました。痩せすぎやカロリー不足はもちろんのこと、食べ過ぎ、カロリーの摂りすぎによる糖尿病もまた胎児に危険を与えます。

先天性心疾患の発症リスクが高まる!?

先日の九州大学大学院研究チームからの発表によれば、妊娠初期における血糖値の乱れが胎児の先天異常をもたらす可能性をもつことが判明したようです。研究チームは、糖尿病に罹患したマウスを実験対象とし、妊娠初期における臓器形成に与える影響を調査しました。そもそも臓器が左右対称に作られるのは、Nodalという遺伝子と、Pitx2という遺伝子の発現が関わっており、これらが正常に機能することで左右軸情報を獲得、左右対称な臓器形成を行っています。ところが、糖尿病に罹患したマウスの場合、心臓ルーピングや胚ターニングの左右性が逆転した胚が出現しました。そこで研究チームは、糖尿病マウスのPitx2遺伝子発現を調べたところ、胚左側の発現が消失していることを確認しました。つまりPitx2 遺伝子の発現消失が、本来左側に形成されるはずの臓器が右側に形成され、先天的心疾患の発症に繋がることが判明したのです。研究チームは更にグルコースを高濃度に添加した培養液で高血糖状態のマウスの胚を培養した所、左側側板中胚葉における Nodal遺伝子の発現がなく、このことがPitx2 発現の消失につながることが明らかになったようです。

研究チームは今回の発表で、妊娠初期の高血糖状態は一過性のものであったとしても内臓形成に影響を及ぼす可能性が高いことを示唆しています。

神経質になりすぎてしまうのも良くないですが、やはり妊娠期の食生活は十分留意していきたいですね!

参考文献
http://www.pnas.org/content/early/2015/09/02/1504529112.short
http://www.kyushu-u.ac.jp/pressrelease/2015/2015_09_09.pdf

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