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遺伝子から、認知症の予防が可能になる!?

2015/09/16

認知症は、世界中で約4,400万人以上、日本では約460万人の人々が発症しています。こんなにも多くの人が患っている疾患にも関わらず、現在有効な治療方法は見つかっておらず、また単一では最も医療費のかかる疾患と言われています。膨大な医療費の大部分を占めているのは、家族や施設での介護費用です。そのため認知症は、いかに早期発見出来るかが重要となってくるのですが、イギリス、キングスカレッジの研究チームの発表によれば、遺伝子を調べることで予防や早期発見に繋げることが可能となるかもしれません。

これからの時代は、生きた年数よりもRNAスコアが大事?

研究チームは、65歳と25歳の被験者を対象に筋肉や皮膚、脳組織の老化に関わるRNAを調べ、150もの遺伝子を選定し、これらの発現パターンに関するスコアを作成しました。またRNAのデータを数値化し身体年齢を割り出しました。その後、このスコアの精度を検証する為に、70歳と82歳の被験者の解析結果を比較したところ、発現パターンに関するスコアは、腎臓機能や長寿と相関性があることが判明したようです。また別のグループで、同年代の健常者と認知症患者の検体を比較した結果、身体年齢が高い人ほどアルツハイマー病を患う傾向が高いことも確認されたようです。

研究チームによれば、実年齢よりも健康状態のバイオマーカーとなるRNAの発現値の方がはるかに有益であるとの見解を示しています。 また、今回のように脳組織のRNAを調べることでアルツハイマー病の早期発見にも繋がると考えているようです。

もしかすると、年齢=実年齢ではなく、身体年齢で考える未来がやってくるのでしょうか。今後の研究に期待したいですね!!

参考文献
http://www.genomebiology.com/2015/16/1/185

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