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「環境 vs 遺伝子」個性を決める要因とは。蜂の研究から判明!?

2015/02/26

私たちは生まれた時から、DNAの配列が決定しています。それは両親から受け継いだものであり、変わることはありません。遺伝子によって病気にかかるかどうかが決まるのか、人格も遺伝子によって決まるのか。即ち、遺伝子が運命を決めるのかについて多くの疑問が投げかけられます。これらの疑問に対して、最近の研究者たちの見解は、「継承する遺伝子は決まっているが、その遺伝子が発現するかどうかは環境要因によって変わる」です。

ハチを用いて行われた実験

ジーン・ロビンソン教授は、社会環境が遺伝子発現にどのような影響を与えるのか?について研究を行いました。メキシコで行われたその研究では、ヨーロッパ産のハチとアフリカ産のハチを500匹ずつ用意しました。その2種類の気質は全く異なり、アフリカのハチは自分たちの領土を守る為に攻撃的な態度をとるという特徴がありました。研究者は、各グループから最も若いハチを1匹だけ選び、それぞれの環境を交換しました。6週間後の変化を観察した結果、ヨーロッパ産のハチが攻撃的な行動を取り、アフリカ産のハチは動きが穏便になりました。またそれだけではなく、両者の遺伝子解析を行った結果、発現パターンに変化が確認されました。

人間にも当てはまる?

このように、環境と遺伝子の変化は人間を対象とした研究でも証明されています。1999年、社会的幸福感と健康の関係性について行われた研究では、ゲイを公表している人よりもそうでない人の方がエイズにかかりやすい傾向があったようです。また、孤独かどうかによって遺伝子の発現パターンが大きく異なることも観察されており、孤独感が強いほど免疫が弱くなる傾向にあることが分かっているようです。なぜ、生物は環境に影響を受けるのでしょうか。それは、環境の変化に合わせて私達は最適な方法を選択し、生き残ってきたからです。生存する為に遺伝子が変化することは生物にとって当然の結果と言えるでしょう。

参考文献
http://www.news.illinois.edu/WebsandThumbs/Robinson,Gene/PNAS_Robinson.pdf
http://www.jneurosci.org/content/14/11/6652.full.pdf
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17854483

提供元: Geno(ジーノ)|遺伝子の?を!に変える

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