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和歌山のサルだけに起こった遺伝子変異とは?

2015/07/26

和歌山県はみかんの収穫量が日本で1位になるほど、みかんの生産地として有名です。人間はその甘さを高く評価するが、紀伊半島のニホンザルは多少苦くてもおいしく感じているようです。

和歌山県のサルだけ突然変異!?

京都大学の研究チームによると、東北から九州に生息しているニホンザルのうち、なんと紀伊半島に生息しているサルだけが、苦みが感じないような遺伝子に変異していたことが判明しました。研究チームは、青森や長野、大阪、高知、宮崎など16府県計約600匹の遺伝子を解析した結果、およそ1万3千年前以降に和歌山県に生息するサルにのみ、苦みの遺伝子変異が起こっていることが判明したようです。研究チームは、和歌山県周辺ではおよそ3千年も前から、ミカンが自生していたとの記録があることから、かんきつ類をより多く食べるために、苦みを感じにくいような変異が通常の速度よりサル人口の間で広がったではないかとの見解を示しています。

苦み遺伝子を持つかどうかで、野菜嫌いかどうかが決まる?

ペンシルベニア州立大学の最新の研究で、人口の約25%が苦味受容体であるTAS2R38遺伝子に変異があり、苦味を過敏に感じる傾向にあることが明らかとなりました。さらに、この変異体を持つ場合、一年で平均より200食分の野菜を食べる機会が少ない傾向があるとのデータもあります。また、コネティカット大学のValerie Duffy博士によれば、この苦味遺伝子を持っていると、苦味受容体の変異体が食物の苦味成分と強力に結合し、その結果、苦味を強く感じることになるようです。

和歌山県の住民も、苦み遺伝子の変異が多いのでしょうか。ぜひ検証してみてほしいですね!

参考文献
http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0132016
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24025627

提供元: Geno(ジーノ)|遺伝子の?を!に変える

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