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我が子は試験に強い!試験不安症(Test Anxiety)のカギになる遺伝子とは?

2015/07/23

試験の時、学生は様々なタイプに分かれます。大まかに分けると、始まる1秒前まで勉強するまじめ派、そこまで勉強しないように見えて成績はトップにいる効率派、むかつくけど勉強しなくても成績もいい上になぜか運動もできる万能派、勉強に全く興味ない芸術派、最後に努力はするけど試験のプレッシャーが耐えられなくて崩れる試験不安症派がいます。最後のタイプの人達は緊張のあまりにパニックになって、マークシート上の答えを一個ずつずらしたり、お腹がいきなり痛くなったり、かなり極端ですが試験場に入場した瞬間気絶することもあります。このタイプの人たちは一生それまでの努力の成果を現せることができないのでしょうか?

緊張をコントロールできない遺伝子型?

人間の脳がちゃんと動くには、ある程度のドーパミンレベルが維持される必要があります。ストレスを感じた際には、ドーパミンが過剰に分泌され、脳が普通より早い速度で動くので本来の機能を果たすことができなくなります。そこで、台湾では779人の学生の血液サンプルを基づき研究が行われました。研究者は緊張をコントロールできず、試験のプレッシャーに負けてしまうのはドーパミンと関係があると推測し、脳内ドーパミンを分解する酵素に関与しているCOMT遺伝子を分析したのです。

2つの変異

COMT遺伝子には2つの変異型があります。一つはドーパミンを分解する速度が遅くなる変異型でもう一つはドーパミンを分解する速度が速くなる変異型です。同研究によると、前者の変異型を持っている学生の方は後者に比べて8%も成績が低いことが明らかになりました。  ですが、この検査結果だけではこの変異型を持っている人の方が学習能力が良いということにはなりません。その理由は、ストレスがない状況の場合、ドーパミンを分解するのが遅い遺伝子変異型を持っている人の方が認知技術が必要な作業をする時成績が良かったのです。すなわち、ドーパミン分泌が多くなるストレス過多な状況の時だけ、遅く反応するCOMT遺伝子型が問題になると報告されています。 

この二つのグループのうち、一つに入るのが絶対的ではなく、約50%の人たちだけがこのグループの一つに属することが分かりました。残り50%の人たちからは両方の傾向が全部現れたという報告です。この研究は普段の成績が良いけれど、大きな試験には崩れてしまう学生たちに希望のメッセージを伝えています。研究結果、ストレスに弱いタイプでも段階的に繰り返してストレスに接し緊張する状況に慣れると、成績が上がったのです。 人生、成績が全てではないですが、緊張で今までの努力が台無しになるのはもったいないですね。克服する方法があり何よりです!

参考文献

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19700233
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19700233

提供元: Geno(ジーノ)|遺伝子の?を!に変える

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