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気持ちいい事が分からない暗い病気

2015/07/16

うつ病は、本人だけでなく周りの家族や友達も悩ませます。「うつ脱出」や「うつ病を治すコツ」など本屋さんに行くと、うつ病に関する本は山ほどあり、それだけ注目されている病気と言えるでしょう。 あるテレビ番組ではうつ病にかかりやすい特徴を紹介していましたが、誰にも当てはまりそうな特徴のようにも感じました。しかし、統計を出せると言うことはそれほどうつ病に関するデータが蓄積されているということなのかもしれません。うつ病は遺伝するとも言われますが、どの遺伝子が受け継がれるかは今まで明確にはなっていませんでした。その謎が明らかになったかもしれないという研究結果があります。

普通のうつ病より深刻なうつ病

およそ10%の患者が命をなくすと言われる重傷なうつ病では、大うつ病性障害にあります。その病気は、「気持ちのいい感覚を失った状態」を指し、アメリカ・イギリス・中国の三か国が共同で行った研究では、二つの遺伝子に変異がある事が発見されました。 研究対象は、10,500人の中国人女性で、およそ半分の女性が大うつ病性障害でありました。さらに、その中で約6,000人の中国人女性を相手に遺伝子解析を行った結果、SIRTとLHPP遺伝子に変異が見つかりました。SIRT遺伝子は、ミトコンドリアに関する機能を果たすと言われています。そのメカニズムは未だ明らかになっていませんが、何かしらの理由でミトコンドリアがうつ病と関係していることが示唆されています。

子供のうつ病の治療も重要

うつ病の研究が大事な理由の一つは幼少期に発症するうつ病です。たとえ症状が軽いものだとしても、幼少期にうつ病を発症すると、成功する確率が6分の1ぐらいまで減るという統計もあります。精神的に問題がない子供と比較すると、大人になった時に、犯罪行為や、早期妊娠、学校の成績が良くない、家出などをする確率が高まると報告されています。

幼少期に発症するうつ病は、未だ治療が十分に行われていません。早く研究が進み治療法が開発されることを望みます。

参考文献

http://www.dailymail.co.uk/health/article-3162535/Depression-really-run-families-Scientists-finally-discover-two-gene-variations-linked-condition.html
http://www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/full/nature14635.html#
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18268499
 

提供元: Geno(ジーノ)|遺伝子の?を!に変える

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