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今話題の遺伝子組み換え食品、GMOチーズに関する事情。

2015/07/05

遺伝子組み換え食品。英語で略してGMO(Genetically Modified Organism)と表記します。世界各国でその安全性に関して話題になっています。マクドナルドの系列である、アメリカでとても人気のメキシカンチェーン店「チポレ」もGMO製品を一切使用しないと宣言しましたが、科学が介入した食品に最も頼っているのが大手の食品業者と考えられます。皆が好きなチーズの話は、GMO製品に関してもう一度考えさせるでしょう。

チーズのために子牛を殺していた?

美味しい牛肉を食べるには牛を殺さなければいけない。それは当たり前のことですね。でも、昔はチーズを作るためにも殺していた事をご存知ですか?パルメザンやチェダーチーズのように、香ばしく美味しいチーズを作るには、レンネットと呼ばれる酵素が必要で、この酵素は子牛の粘膜から分泌されます。そのため、伝統的なチーズの製造法によると生まれたばかりの子牛を屠殺し、4番目の胃を切って開けることを必要とします。これが何千年間続いてきた伝統的なチーズを作る方法です。 チーズは全世界的に愛されている食品です。その需要を満足させるため大量のチーズが製造されていますが、伝統的な方法のチーズ製造だと、レンネット収穫のために子牛を屠殺する必要があります。胃の他、子牛の肉などの需要があるのであれば、無駄にはならないのですが、大人の牛の方が畜産家にとっては投資価値があると言われています。牛乳生産量や食品としての価値も上がるようです。

ここで登場したのがGMO技術

1982年、遺伝子組み換えをされた微生物からインシュリンを得るのに成功し、FDAの認証をもらったものから、「キモシン(レンネットに含まれている、チーズを作るのに重要な酵素)を生産するために、家畜を育て屠殺して得るよりは、ラボの中で、微生物を通じ大量生産したほうが、効率的で、コストパフォーマンスもよいのではないか」というアイディアが出てきました。キモシンを作る遺伝子を微生物に導入し、初めて成功したのがバイアグラを開発したファイザーです。さらに、ラボの中で作られたキモシンの方が、純度が高いと言われています。現在、アメリカとイギリスで作られている80~90%のチーズがこのラボ産キモシンで作られていると推測されています。

ベジタリアンとしては、確実にGMOチーズを食べる方が、ステイタスに合っているのではないでしょうか?生物の根本的なところを人為的に操作したものが食卓に上がるのは怖いところですが、殺される子牛たちにもより長く生きてほしいですね。

参考文献

http://www.gmo-compass.org/eng/database/enzymes/83.chymosin.html
http://www.nytimes.com/1990/03/25/us/gene-altered-item-approved-by-fda.html

提供元: Geno(ジーノ)|遺伝子の?を!に変える

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