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(続)俺たちは知らなければならない!不妊症と繋がる、遺伝であるあれ

2015/07/02

子供が欲しいと思いつつ、努力してもなかなか妊娠できないカップルは10組に1組とも、5組に1組とも言われています。ネット上にもありとあらゆる妊娠対策が紹介されていますが、まずは根本的なところの問題があるかどうかを調べることが必要です。 妊娠が成立するためには母親の卵子と父親の精子が出会い、受精してきちんと子宮内に着床しなければいけないです。安全に着床するには、様々な条件がそろう必要があるため、不妊症の原因を見つけるのは難しいのです。出産するのが女性のため、不妊症の原因は女性にあると考えられてしまいがちですが、男性側に問題がある可能性も考えられます。

そもそも精液に精子がない?

男性側の問題の多くは、性機能の障害や無精子症が原因として上げられます。性機能障害には、きちんと射精が出来ない腟内射精障害やEDなどが含まれます。また、そもそもの精子の数が極端に少なかったり、精子の運動率が極端に少ない場合もあります。無精子症とは、精液のはずなのに精子が全く見つからない状態で、精巣内では精子が作られているのに、出てこない閉塞性無精子症もあります。無精子症はその原因が明らかになっていませんでしたが、アメリカの研究で、ある遺伝子に関連性があることが分かりました。

無精子症に責任あるのは、X染色体?

ペンシルベニア大学の研究によると、X染色体に存在するTEX11 遺伝子の変異が男性不妊症と関わっているようです。人はX染色体が2つ集まると女性になり、X染色体とY染色体が集まると男性になります。そのため、もしX染色体に存在する遺伝子が無精子症を起こすとしたら、その場合、母側から受け継ぐことになるのです。 マウスのTEX11遺伝子の機能を阻害した結果、不妊になることを発見しました。さらに、無精子症の246人を対象とした研究でTEX11の他の変異も無精子症と繋がることが分かりました。結論、TEX11がコーディングしているタンパク質は精子の発達にものすごく重要な役割をするのです。

「妊娠すること」が当たり前ではないことを改めて感じる研究結果です。

参考文献
http://embomolmed.embopress.org/content/early/2015/06/26/emmm.201404967

提供元: Geno(ジーノ)|遺伝子の?を!に変える

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