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世界が苦しんでいるうつ病、遺伝子の研究が最も必要な分野?

2015/07/02

2014年WHOが発表した「自殺数」の世界ランキングによると、日本の自殺数が18.3人(10万人当たり)で18位となりました。20~40代の男性の死亡原因が自殺です。その理由では失業、うつ状態、社会のプレッシャーなどがあります。最も近い国である韓国はなんと3位で10万人中28.9人が自殺で死亡しています。1位だったのは、南米のガイアナで、その自殺数は世界平均の4倍の数値を記録しています。1978年に起こった909人の集団自殺もよく知られていますが、これは宗教が関わっていて、今の自殺率には宗教による死亡は含まれていません。

この研究はWHOの加盟国である172ヵ国を対象とした2012年の調査結果で、貧困や社会問題の原因も多かったのですが、精神的問題であるうつ病も見うけられます。先進国であるノルウェーですら、精神病の社会的コストが年間約9億円で、うつ病はその中でも大きいパイに占めていると報告されています。ですが、一番苦しんでいるのは本人です。まだ、うつ病は比較的研究が進んでおらず、みんなが適切な治療を受けているとは断言できません。オスロ大学の研究者は、うつ病は個人ごとに原因が違うので、一般的に効果がある治療を全患者に進めるのは間違っているとアドバイスしています。

遺伝子の調査が重要?

やはり、脳の疾患なので、脳の機能や感情と精神疾患の関係を調べるのが大事なようです。同研究者によると、様々な環境により脳の感情を生み出すプロセスがいくつもあることを理解することが、うつ病の治療に一番良いようです。これは、遺伝的機能や遺伝子型により異なると言われています。特に、神経伝達物質のセロトニンを調整する遺伝子に変異があると、脳の感受性が変わってしまうので、ストレスが過多な環境に弱く、その結果うつ病にかかりやすくなると報告されています。

うつ病が必ずしも自殺に繋がるとは言えないのですが、日本の自殺者305名への遺族調査によると、119名がうつ病から自殺という経過をたどっていたと報告されています。一日も早く遺伝子研究が進行しうつ病患の自殺率が減少することを願っています。

参考文献

http://journals.plos.org/plosmedicine/article?id=10.1371/journal.pmed.1001547
http://list25.com/25-countries-with-the-highest-suicide-rates-in-the-world/?view=all
http://www.lifelink.or.jp/hp/whitepaper.html

提供元: Geno(ジーノ)|遺伝子の?を!に変える

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