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浦島太郎もびっくりです。カメのゲノム解読でわかったこと

2015/06/21

突然ですが、私と姉は見た目も性格も全く異なります。元気で明るく、誰とでも仲良くなれる姉に対して、私はおとなしく、どちらかというと控えめの性格、好きな食べ物やお酒の強さも正反対です。このような兄弟間の似てる似てない問題が、動物界にも存在するようです。

カメは元恐竜出身?

理化学研究所発生・再生科学総合研究センター研究チームは、スッポンとアオウミガメのゲノム解読を行いました。その結果、トカゲや蛇に近いとされていたカメが、実はワニやトリ、恐竜に近い起源を持つことが分かったそうです。さらに、ゲノムサイズはいずれも約22億塩基対でヒトゲノムの3分の2の大きさ、遺伝子の数はいずれも約1万9000個と、ヒトとほぼ同じ数でした。これらの結果をヒトやニワトリなどの10種類の脊椎動物と比較した結果、カメ類はワニやトリ、恐竜に近い起源を持つことが分かったそうです。

警察カメの誕生か?

今回の研究で特に興味深かったことは、ゲノムの中にアオウミガメで254個、スッポンで1,137個の嗅覚受容体をコードする遺伝があったことです。この数の嗅覚受容体が哺乳類以外の脊椎動物で発見されるのは初めてのことのようです。イヌの嗅覚受容体は、811個ほどであるため、スッポンは犬よりも高い嗅覚を持つ可能性を示しています。

昔話では、温厚でスローなイメージのある亀ですが、それは仮の姿で実は鋭敏な動物なのでしょうか。不思議な動物に謎は深まるばかりです。

参考文献
http://www.nature.com/ng/journal/v45/n6/full/ng.2615.html

提供元: Geno(ジーノ)|遺伝子の?を!に変える

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