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ゾウギンザメのゲノムを解読してみた

2015/06/11

ご好評頂いている、動物のゲノムを解読してみたシリーズ。今日の主役はサメです。

ゾウキンザメって?

アメリカ、ワシントン大学医学部チームは、ゾウキンザメの全遺伝情報の解読に成功したようです。ゾウキンザメという名前を初めて聞いたというあなた。それもそのはず、なぜならゾウキンザメは、南半球にのみ分布しており、日本近海では見ることはできないからです。 ゾウギンザメは、その名前の通り頭がゾウの鼻のように突き出ており、厳密にはサメではなく、ギンザメ科の一種です。水深約200メートルの海底を回遊しており、餌となる甲殻類を探します。ゾウギンザメは、約4億2000万年前にサメやエイ、ガンギエイなどから分化した生物のようです。

ゲノムを解析した結果

研究チームは、ゾウキンザメのゲノムを解読した結果、私達人間にも応用できる2つの注目すべき研究結果が得られたようです。まず1つ目に、Tヘルパーリンパ球を持っていないことがわかったという点です。Tヘルパーリンパ球は、アレルギーや病気に対する免疫制御になくてはならないものと考えられていました。しかしゾウギンザメは長寿の傾向があり、今回の結果から、Tヘルパーリンパ球以外にも、長生きの秘訣がある可能性を見出すことが出来たようです。2つ目にゾウキンザメには、軟骨を形成する遺伝子がないことが分かったようです。この発見は、骨粗しょう症などの骨に関する病気の解明に繋がるかもしれません。

私達人間を悩ます病気の解明に、サメが手助けしてくれるかもしれませんね!

参考文献
http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7482/full/nature12826.html

提供元: Geno(ジーノ)|遺伝子の?を!に変える

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