Cover australopithecus afarensis 1
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チンパンジーも人間と一緒?優秀かどうかは遺伝子で決まっている?

2015/06/04

人間に最も近い動物と言われるチンパンジー。そんなことを言われなくても、その見た目や行動で、人間の兄弟だと感じることは多々あります。そうであれば、チンパンジーもまた、私達人間が遺伝子の影響を受けているように、その知能に遺伝的な影響を受けているのでしょうか。

チンパンジーも同じだった。

エモリー大学をはじめとする研究チームは、この疑問に対する答えを見つける為、研究を行いました。9歳から59歳までのチンパンジー99匹を対象に、認知能力のテストと遺伝子の解析を行いました、その結果、ある程度は、遺伝子が認知能力に影響を及ぼしていることが明らかとなったようです。しかし、人間に育てられたかどうかチンパンジーに育てられたかどうかといった違いや、オスとメスの違いが、認知機能に影響を与えるかどうかは確認出来なかったようです。つまり、遺伝的要因が認知機能に与える影響は確認出来たのに対し、環境による認知機能への影響は確認出来なかったのです。認知能力は「色・形・大小関係・数・文字などが理解できたり、使ったりできる能力」であり、IQ(知能を表す数値)としても言われます。

人間の場合は?

人間の知能と遺伝子の関係性に関しては、1980 年代にミネソタで行われた研究があります。 その研究では、一卵性と二卵性の双生児に同じ IQ テストを受けさせて、それぞれの相関を比較しました。すると、二卵性双生児の一致率が 47% であったのに対して、一卵性双生児の一致率は同一人物がテストした場合と同じ 87% だったのです。 ご存知のように、一卵性双生児は遺伝子が 100% 一致しているのに対して、二卵性双生児はほぼ半分しか一致していません。この遺伝子の一致率と IQ の一致率が比例しているということは IQ には遺伝要因があると、結論づけられたのです。

チンパンジーも人間も、IQに遺伝的要因が絡んでいることは証明されているようですが、もちろん遺伝子だけで知能が決まるということはありません。 同じ生物の兄弟として、それぞれ知能を高める努力をしていけたらいいですね。

参考文献
http://www.cell.com/current-biology/abstract/S0960-9822(14)00677-0?_returnURL=http%3A%2F%2Flinkinghub.elsevier.com%2Fretrieve%2Fpii%2FS0960982214006770%3Fshowall%3Dtrue&cc=y=

提供元: Geno(ジーノ)|遺伝子の?を!に変える

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