Cover credit to nicolas vollmer  cc by 2.0 1
写真は記事のイメージで本文とは直接関係ありません。Credit to Nicolas Vollmer、 クリエイティブ・コモンズ 表示 2.0 一般
CLIP

禁断の果実を食べたアダムとイブ。「誘惑した悪魔」の黒幕は遺伝子だった?

2015/04/10

旧約聖書の中で、最初の人間として伝えられている「アダムとイブ」。神様は彼らに、自由と1つの規則を与えました。それはエデンの園にある、禁断の果実(善悪の知識の実であるリンゴ)を決して食べてはいけないという規則です。しかし、アダムとイブは、悪魔に誘惑されて規則を破り、リンゴを食べてしまいました・・・この「悪魔の誘惑」に、アダムとイブの遠い遠い子孫である私たちは、未だに苦しめられています。食べ物を前にしたとき、いつも私達には「食べろ」という悪魔のささやきが聞こえるのです。この「悪魔のささやき」が、実は遺伝子によって囁かれているかもしれません!

悪魔の声は脳内ニューロンの一つ?

アメリカやアルゼンチンの大学の共同研究チームは、魚とネズミを対象にPOMCニューロンの研究を行いました。POMCニューロンは、脳内に存在し、体の栄養状態から、「食べるか、食べないか」の指令を出しています。つまり、私たちの摂食行動の有無や1日の摂食量、体重変動をトータルして制御しているのです。研究チームは、ネズミや魚からこのPOMCニューロンを除去したところ、満腹感を感じることが出来ず、肥満になったことを確認したようです。

重要な三つの遺伝子

このPOMCニューロンの形成には、三つの遺伝子が関与していることが明らかとなりました。nPE1、nPE2という遺伝子は、POMC遺伝子の発現に関わっているようです。Islet 1という遺伝子は、膵臓の内部にあるランゲルハンス島細胞の中で転写する役割を持つようです。ランゲルハンス島は、血糖値の調節に関与しており、Islet 1遺伝子を意図的に削除した場合、POMCニューロンが発達しないことが確認されているようです。

今回はネズミとゼブラフィッシュのみの研究結果ですが、私達人間にもある程度は当てはまるかもしれません。「悪魔のささやき」に対抗できる「新たな登場人物」に期待したいですね!

参考文献
http://www.futurity.org/neurons-brain-appetite-890492/

提供元: Geno(ジーノ)|遺伝子の?を!に変える

読めば読むほどポイントが貯まる!

Bonus daily

10pt

Bonus login

pt /日目
OK