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旅行先での食事もこれで一安心?腸チフスに抵抗できる遺伝子が発見されました!

2015/03/29

腸チフスという感染病をご存知ですか?今ではあまり聞かなくなりましたが、昭和初期から終戦直後までは日本でも流行した感染病です。世界的にみると、毎年約2.6億人の人口が腸チフスに罹患、その内約200,000人以上が命を落としており、特に発展途上国では大きな問題となっています。この腸チフスに関連した研究から、世界で初めて、腸チフスに抵抗できる遺伝子変異が特定されたようです。

食べ物や自ら感染する腸チフス

腸チフスは、パラチフスと共にチフス性疾患として総称されます。どちらも症状は似ていますが、腸チフスの方が症状は重く、サルモネラ菌の一種であるチフス菌が水や食物などを介して、人体内に入り込み、発病する、経口感染症です。感染して1~3週間後に、高熱とともに発疹や頭痛、全身のだるさが現れます。症状が重症化すると腸から出血したり、腸に穴が開く場合もあります。

ある遺伝子型が腸チフスのタンパク質を認識

オーストラリアメルボルン大学のデュンスタン先生は、チフス抵抗性に関わる遺伝子の研究を行いました。その結果、HLA-DRB1 という遺伝子に、特定の変異を持っている場合、チフス菌のタンパク質を判別し、腸チフスに抵抗できることが判明したようです。HLA-DRB1 遺伝子は重要な免疫機能に関わってることが分かっており、今回の発見から、腸チフスワクチンの開発や、他のバクテリア系疾患の新たな治療法の開発に期待が寄せられているようです。 腸チフスやパラチフスのバクテリアは、今の抗生物質に対して耐性が強くなっており、あまり効果が期待できません。ワクチンも効果が限定的であったり、改善を要しています。今回の研究が進み、どの国にも安心して旅行が出来るようになると良いですね!

参考文献
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Variation+at+HLA-DRB1+is+associated+with+resistance+to+enteric+fever

提供元: Geno(ジーノ)|遺伝子の?を!に変える

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